【 ゴルキーってナニ? 】
夜中にサッカーを見ながらゴルキーのFLASHを作っているときのことだ。中田からの絶妙なパスを中村が受けた瞬間、オレの脳に100万ボルトの衝撃が走った。
「オレ、なんでこんなキャラを真剣に作ってるんだろう?」
なぜゴルキーを作り始めたのか。
それはFLASHの勉強だからとか、使いたいという奇特な企業がいたからなのだが、そんなことは大嘘だ。FLASHの勉強ならばもっと可愛くてて、「いかにも!」っていうキャラにしたほうがいいし、使いたいと言ってくれた企業の担当も今では話題にすら乗せようとしない見捨てられたキャラなのだ。
自分自身の不可解な行動に疑問を感じるたび、何度もやめようかと思った。もっと他に生産的なモノ、家族を養う上で必要な金を得るためだけのモノを作らなきゃと思った。
でもね、そんなことできなかった。作れば作るほど親しみを覚え、いつの間にか歩いているときも、電車に乗ってるときも、飯喰ってる時も、サッカーを見ている時も、電波の世界でゴルキー達と語り合うような仲にまでなってしまった。今のオレに、なぜくだらないキャラを作ってるんだと問いかける奴がいれば、「こないだゴルキーが家にきて早く作れって言ってるんだよ」と狂人的な発言を平然と言い出すに違いない。
だから、オレは誰がなんと言おうとゴルキーを作るんだって心に誓ったよ。
だってね、可愛いじゃないか。こいつら今まで作ってきたキャラ達とは違って、何の制約もないキャラなんだよ。気が向いたときに殺そうが狂わせようが何でもあり。笑った瞬間泣き叫びながら空を飛んでいくこともあるだろう。道を歩いてたら、突然、爆発したっていいじゃないか。いや、むしろ爆発するべきだ。黄色い物体をまき散らし、そのまま分裂して増えていくゴルキーの勇姿に観客は圧倒されるに違いない。その後に訪れる冷めきった視線でさえゴルキー達は糧にして、さらに成長するのだ!
もし皆様の心の片隅に、たった3畳ほどの空間を与えてくれるならば、きっとゴルキー達はそこに住みつくはずです。
そして、キミにこう語りかけるでしょう
「ご飯、まだ?」
もし、そんな声が聞こえたとしたら、すみやかに病院に行くことをお勧めします。
ゴルキーを愛するすべての人にこの物語を捧げます。
"ぼの" |